2023/1/9に足元に到達した、香川県香川郡直島町井島に建つ鞍掛鼻灯台です。
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/200 ISO 100)

以下は、H20/12/8にymatsuさんから、大蛭島灯台の記事に頂いたコメントです。
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/200 ISO 100)

以下は、H20/12/8にymatsuさんから、大蛭島灯台の記事に頂いたコメントです。
『お隣の島、石島/井島にある鞍掛鼻灯台は、草の少ない冬場なら、岡山側の石島から歩いていけるのではないかと考えてます。プジョーさんの訪問リストに入ってますか? まだ、調査等してませんが、 昔、島で大きな火災があって木が生えていないそうです。』
このコメントから丸4年、やっと石島へ渡る日が来た。
石島は島の中に岡山県と香川県の県境が通っており、岡山県側は石島、香川県側は井島と表記されるが、読みはどちらも「いしま」。
島には島民の方が暮らしており、宇野から変則な定期船が平日だけ1日2.5便出ている。
日帰りするには宇野港発13:30の1便しかなく、帰りは石島発17:10の船になる。
島での滞在時間は、およそ3時間20分くらい。
さすがにこの時間では、情報がない灯台の往復は難しそう。
なので、4年間動かず。
今回、ymatsuさんと一緒に島に渡るチャンスが訪れたので、海上タクシーで石島へ渡り、帰りは石島発17:10の船を使うことで計画した。
諸物価高騰の折、4年前は1万円だった海上タクシーも、今回は片道11,000円。
これを二人で折半。
帰りの定期船は、800円、65歳以上は半額の400円。
1/9
前日の午前中はymatsuさんと小貝碆灯台へ挑戦し、その後別行動で、また今日合流する。
10:30に宇野港でymatsuさんと待ち合わせ。
500円/回の駐車場へ。

これが今回乗る海上タクシー。
11:00の約束だったけど、乗るのと同時に10:40くらいに出航してくれた。

途中、讃岐寺島灯台と京ノ上﨟島灯台を望遠撮影し、石島には11時過ぎに着いた。
ネット上では、灯台まで行っている情報は見つけられなかったが、県境マニアの方々の情報がチラホラ。
県境までいければ、あとははげ山の稜線を歩けば灯台に着くと思う。
昨年の春に県境まで行った人のYAMAPの記事を見つけたので、そのルートを印刷中にプリンターが壊れてしまった。インクヘッドのゴムベルトが切れた。
チーン。
その人は島の西側から県境を目指して、島の最高峰の井島山のちょっと先までまで行っていた。
そのことをymatsuさんに話すと、西から行きますか、ということになった。
この案内図のピンクのルートを目指したんだけど。

結論を先に記します。
最後に載せたルート図を見てもらうと判ると思いますが、行けなかった。
1hr弱うろうろしただけでした。
迷ったときは、原点に戻る。
島の中央から挑戦することにした。
ここにも道はあるみたいだけど、どんな状態か不明。
11:55
これが港から続くメインストリート。
(写真①)

廃校の小学校や神社の横を抜けていくと、正面に池のコンクリートの堤防が見えてきた辺りで右へ進む。
(写真②)

その先もはっきりした道が続いていた。
なんや、最初からこっちに来ておけばよかったんや。

どこかで道が無くなるんではという不安を抱えながら歩くが、幸運なことに道はある。

12:13
ここが香川と岡山の県境あたりと思われる。
道は左に続いているので、そっちへ向かう。
(写真③)

12:17
しばらく歩くと、道は県境から遠ざかりそうだったので、道のない斜面を登る。

12:19
多分ここが県境の稜線。
お地蔵さんがあった。
帰り道の目印になる。
帰宅後調べると、石島八十八石仏(三十九番)のようだ。
(写真④)

ここから見た灯台方向の景色。
灯台は見えない。
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/250 ISO 100)

これが今から歩いていく方向、稜線に踏み跡が続く。
(Canon EOS Kiss X9i F 9.0 S 1/160 ISO 100)

ここが県境のピークになる。
ここから香川県側にある、井島山のピークへ。
(写真⑤)

12:27
井島山のピーク。
156.4mに到着。
(写真⑥)

井島には送電線が建っており、それの巡視路が灯台方向に続いているので、歩きやすい。

次は130mのピークを目指して歩く。
稜線の踏み跡はしっかりしてるし、その道も緩やかに下って、緩やかに上る。
ここが130mのピーク。
(写真⑦)

右に膨らみながら小さいピークを越えていく。
(写真⑧)

山火事で燃えてはげ山といえど、こんな場所もある。

12:57
この辺りで、鞍掛鼻灯台が見えてきた。
県境から約1.3㎞歩いた。
まだ灯台まで、0.9㎞くらいある。
(写真⑨)
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/200 ISO 100 27㎜相当)

ズームする。
(Nikon COOLPIX P950 F 4.5 S 1/1250 ISO 100 150mm相当)

この辺りからやせ尾根に変わってきた。
表面が滑りやすいので、注意して歩く。
次の114のピークまで、うっすらと踏み跡が見える。
(写真⑩)

13:02
114のピークに到達。
(写真⑪)

ここからも灯台が見える。
(Nikon COOLPIX P950 F 3.5 S 1/1000 ISO 100 75mm相当)

114のピークから少し行くと、右手側が崖のようになっており左側へ行く。
この辺りは木が生えており、かき分けながら進む。
(写真⑫)
(Canon EOS Kiss X9i F 9.0 S 1/160 ISO 100)

崖の個所はクリアして、灯台まですぐの所に来た。
(写真⑬)
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/160 ISO 100)

上の写真でymatsuさんが立っている辺りから先が、今回のルートで一番の急斜面だった。
表面が滑りやすいので、慎重に下りていく。
写真を撮る余裕がなかった。
最後の登りにかかる。
藪こきかと思ったら、道があった。

13:31
目の前に突然、擬木の階段が現れた。
びっくり。

手摺もあった。
ここが海保の点検路なんや。
てっきり灯台の南側の海から、点検路がつながっていると思っていた。
でも、海保の人はどこからここまで来るんやろ?
海岸から稜線まで上がってくるような道には気が付かんかったけど、僕らが今歩いてきたルートで来るんか?
まさか!!

13:36
やったあ~、灯台に到着。
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/200 ISO 100)

敷地内へ入った。
(Canon EOS Kiss X9i F 11.0 S 1/250 ISO 100)

銘板を撮る。
鞍掛鼻燈台
初点 昭和48年2月

頂部と灯器、灯器は別の場所から撮った。


斜め右からの一枚。
(Canon EOS Kiss X9i F 11.0 S 1/250 ISO 100)

回り込んで横からの一枚。
(Canon EOS Kiss X9i F 11.0 S 1/250 ISO 100)

なんと、灯台と建物は分離していた。

斜め後ろからの一枚。
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/200 ISO 100)

最後は、海を入れての一枚。
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/200 ISO 100)

ここで持ってきたおにぎりを食べ、時間があるのでコーヒーとおやつも食べた。
14:15
港に向かって出発。
これは、急な斜面を登り切った場所から振り返っての一枚。
画面中央奥の島は、小豆島。
肉眼では地蔵埼灯台が見えてるんだけど、この写真では見えない。
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/200 ISO 100)

114のピーク辺りから、帰る方向の一枚。10
(Canon EOS Kiss X9i F 10.0 S 1/200 ISO 100)

15:56
港に帰ってきた。
1時間45分くらいで戻ってきた。

今回のルート図は以下。
ロスも含めて、距離は8.3㎞、トータル時間は4時間46分でした。
港からまっすぐ灯台まで行ったとしても、定期船での往復はちょっと難しいような気がします。

灯台訪問一覧表は以下。
【北海道・本州編】
【四国・九州編】
訪問灯台と車の駐車場所の地図はこちら。








































































































































