プジョーで訪ねた灯台訪問記、今はアクアGRスポーツで

主に沿岸灯台の訪問記です。根元到達を目標にしています。   ★ タイトルバックは隠岐諸島 西郷岬灯台 ★

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根元まで行けない灯台や灯標を望遠撮影してみると、Canon SX70HSの光学ズームの最望遠端では画面が揺れまくる。
持っている三脚を使っても、痛風でもあるまいに、風が吹くと揺れるのだ。
背面液晶を見ていると、その揺れがよく判る。

5㎞くらいの灯台を、三脚を一脚のように手で支えながら撮ったが、やっぱり揺れる。
被写体が遠すぎるんだと判ってはいるが。。。


ネットで、鳥を撮影している方たちがどんな三脚を使っているのかを調べると、しっかりした三脚にビデオカメラ用の三脚座を取り付けているらしい。
ビデオ用は座面がレンズ方向に長くなっている。
レンズの鏡筒と三脚座をさらに密着させるために、それなりの治具を手作りしている方もいた。
なるほど。
でも、鳥は遠くても数百mくらいではないだろうか。


現物を見てみようと思い、ヨドバシカメラに行ってきた。
持って行ったCanon SX70HSを、三脚にセットして撮影してみる。
自分が持っている三脚に比べると、はるかに揺れが小さくなった。
しかし、安くて3万くらいだ。




せっかくヨドバシに来たので、最近気になっている光学ズーム2000mmのNikon COOLPIX P950と
光学ズーム3000mのNikon COOLPIX P1000を見に行く。
Nikonのコンデジの売り場はどこだ?
フロアをうろつく。
あった。
2台並べて置いてあった。

まずP950を手に取る。
この機種は、2020/2にP900の後継機として発売されたもの。
まだ半年しか経ってないから、値段もそれほど下がっていない。



見た感じは一眼レフっぽい形をしている。
重量は1000gくらいなので、見た目から受ける感じとあまり変わらない。
ファインダーを覗いてシャッターを切ってみる。
なかなかいい感じ。
2000mmまで伸ばして、またシャッターを切る。
広いフロアーだが、せいぜい数十mなので揺れは感じない。


続いて、P1000。
第一印象。
デカイ!!

手に持ってみる。
重いが、構えて広角状態ならシャッターを切っても違和感はない。

が、レンズを伸ばしていくと、カメラが前に下がって行く。
重いレンズが前に伸びるので、てこの原理で支えている左手に荷重がかかり下がってしまう。
左手の位置を前にずらして支え直してシャッターを切る。
手振れ補正機能が5.5段分あるとスペックにある通り、あまり揺れを感じない。
しかし、ヨドバシカメラのフロアー内での話である。


1km先の目標物ではこうはいかないだろう。



光学3000mは魅力だが、どっちを取ると問われれば、取り回しがよさそうなP950かな?
現物を見に行って、それで終わったことがあったっけ?





数日後、我が家に新しい仲間がやってきた。
ジャジャン!!
p950


やってきたのは、Nikon COOLPIX P950。
早速開封して、残量の少ないバッテーリーで最小限の設定をして試し撮りに。
以下はすべて手持ちのPモード撮影。
ターゲットは、2.7㎞先のNTTの通信鉄塔。
広角端は撮ってなかった。
75mm相当。
DSCN7838


260mm相当。
DSCN7837


いつも使っているCanon SX70HSの光学ズームとほぼ同じ、1400mm相当。
DSCN7834


これが光学ズームMAXの2000mm相当。
DSCN7835


最後は、ダイナミックファインズームを使った4000mm相当。
手振れもあるのだろうし、大気の揺らぎもあるので、まあ、こんなもん?
DSCN7836



バッテリーの充電中に取説をパラパラとみてみる。
AF-L、AE-Lのボタンがある。
これは便利。
それに同じ場所の外側が、AFとMFの切り替えボタンになっている。
ふ~んと思って読んだが、後で意外と役立つと判った。
af



ズームレンズの左横にサイドダイヤルというのが付いている。
初期設定は露出補正に、MF時にはピント合わせのダイヤルになるらしい。
フムフム。
side


充電が終わった頃には、外は雨になっていた。
室内から、Pモードで緑を撮ってみる。
写真の色合いは見た目とほぼ同じ。
違和感なし。
24mm相当。
DSCN7860


60mm相当。
DSCN7858


中央の南天の葉の水滴を撮ろうと思い、ズーム倍率を上げてシャッターを半押し。
なんと!!
フォーカスしない。
2・3度試すが、結果は同じ。
この時、思い出した。
予習はしてみるもの。

MFにセットし、サイドダイヤルを回してみる。
おおっ。
確かにピントが合わせができる。
が、輪郭に白いモヤモヤが出る。
はは~ん、ピーキングやな?
ここは予習してなかった。

灯台は白いのが多いので、ピーキングの色を他の色に変えようと思い取説を調べたが、白しかなかった。

で、撮ったのが下の写真。300mm相当。
DSCN7859


天気が良くなれば、Canon SX70HSとの撮り比べをしようかな?

昨年の年末にCanon SX70HSを購入して以来、灯台巡りの写真のメイン機種になっている。
そろそろ8ヶ月が過ぎようとしているので、灯台巡りという狭い使用環境での個人的な感想を。


良い点
①便利
レンズ交換無しに、35mm換算で広角21mmから望遠1365mmまでカバーできるので便利。
遠くに灯台を確認して、任意にズームして構図を決めて一枚、とにかく便利です。
手持ち撮影では目いっぱいズームすると、揺れて構図どころではないが。
(35mm換算 185mm)
IMG_0340

(35mm換算 616mm)
IMG_0341



(35mm換算 60mm)
IMG_9637

(35mm換算 526mm)
IMG_9638



②軽い
灯台まで山の中を30分歩いてとかというのがよくある。
私は灯台の写真だけではなく、車を駐車してからの道中も記録したいので、常に首にカメラをぶら下げて歩き、ポイントポイントで撮影をしている。
こんな時でも、軽いので首が痛くなるとか、肩が凝るという事もない。


③見た目通り
ファインダーで見たまんまの明るさ(暗さ)で記録されるので、撮影後にいちいち確認しなくてもよい。
露出補正をしたら、ファインダーをのぞくとそれなりに明るくなったり暗くなったりと変化するので、撮る前から明るさが確認できる。
また、同じ被写体でも、暗いところにピントを合わすと明るいところが白飛びしたりするのが撮る前にわかるので調整がしやすい。
下の写真の1枚目は、灯台の頂部にピントを合わして構図を決めた一枚。
明るいところで露出が決まているので、灯台と空の境がはっきりしている。
この時は曇り気味だったが、晴天の時はこの撮り方をした方が、白飛びはしないし、空が青く写る。
だが、灯台下部や木の葉は暗くなってしまっている。

(Pモード F6.3 1/1000 ISO100 露出補正0.0)
IMG_9909

2枚目は、灯台の下部の暗いところにピントを合わせて構図を決めたもの。
頂部は若干白飛びしているが、下部ははっきり写っている。
(Pモード F4.5 1/1000 ISO100 露出補正0.0)
IMG_9910


④ボケない
これを良い点とするかどうかは人それぞれ。
一眼レフの様なボケのある写真は撮りにくい。
広角ではあるが下のような写真も、
ピントは灯台に合わせているが手前の花まで形が判る。
(35mm換算 21mm F5.0  1/1000  ISO100)
IMG_0931

(35mm換算 35mm F4.5  1/1000  ISO100)
IMG_0932


いわゆる標準ズームレンズの範囲でもボケは緩い。
(35mm換算 70mm F6.3  1/1000  ISO100)
IMG_9465

(35mm換算 87mm F6.3  1/1000  ISO100)
IMG_9198



イマイチな点
①逆光に弱い
灯台の撮影時は逆光に気を使いながらとるが、途中のスナップ写真はあまり気を遣わずに撮る。
太陽が写り込んでるのではないが、レンズに太陽光が当たっているのであろう。
そんな時の方が見にくい写真になる。
IMG_9824

IMG_8013


太陽を入れた場合はそれほどでもない。
IMG_9546



②望遠も使い方次第
近距離の被写体を目いっぱいズームしても、そんなに破綻しないが、遠くの被写体を目いっぱいズームすると、空気の層が邪魔をするのであろう。
コントラストが落ちて、不鮮明な写真になる。
まあ、これは仕方がないのであろう。
35mm換算で700~800mmくらいが限度なのかもしれない。
(35mm換算 836mm)
IMG_9635



中央の右に写っている島に灯台がある。
(35mm換算 82mm)
IMG_5410


この灯台を目いっぱいズームしたのが下の写真。
空気の澄んでいる1月の瀬戸内海。
(35mm換算 1365mm)
IMG_5361 (1)


人物を撮ったり、室内で撮ったり、動画を撮ったわけではないが、自分の使用範囲ではイマイチな点を分かって使っているので、満足度の高いカメラです。

今まで、もっと広角のレンズが欲しいと思ったことはなかったですが、先月の徳島県の灯台へ行ったときは、もっと広角のレンズがあればなあって思ったものです。

とはいっても、一眼レフとかミラーレスのようなレンズ交換ができるカメラを持っている訳でもないので、超広角レンズを使うためにはカメラ本体も必要になる訳でして。

色々調べてみたところ一番財布にやさしいのは、

レンズは、「canon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM」 35mm換算で18mm~35mmです。
実売価格で約30,000円。
K0000517953




では、これに合う本体はというと、
canon EOS M100 これはファインダーがないので老眼の目にはちょっと優しくないですね。
実売価格約40,000円。
K0000992222


ファインダー付きなら、
canon  EOS kiss Mで、実売価格は約60,000円。
K0001036037 (1)




いずれにしてもちょっと高いし、やっぱり超広角だけではなく望遠も欲しいよなあ、望遠ズームも買うとなるとえらいこっちゃあ。
やっぱり、今のカメラと2台持ちやかなあと思いながら、日々が過ぎてゆきました。




ところが、つい3日前、このカメラを見つけてしまいました。
Canon PowerShot SX70HSです。
センサーは、1/2.3型と小さいですが、35mm換算で21mm~1365mmと幅広い画角に対応しています。
(今使っているのカメラの焦点距離が24mm~72mmなので、3mmの差が期待通りかどうかも?ですが)

K0001098283



センサーが小さいので、微細な部分の画質は期待はできませんが、対象が灯台なら、そしてブログの写真の大きさならと自分を納得させて、12/20発売の製品で、まだまだ価格は高いですが、発売日の翌日にポチっと押してしまいました。
同様のスペックでお値段半分くらいの、パナソニック LUMIX DC-FZ85という選択肢もあったんですが、逆光耐性が悪く、フレアやゴーストが出まくりというブログ記事があったので、こちらはパスしました。
(PowerShot SX70HSは、発売されたばかりなので、逆光耐性についての評価は未知数ですが、今使っているcanon G1XⅢは逆光耐性が良いので、同じcanon同士と勝手に期待して)


ちなみに、メインで使っているcanon G1XⅢ、これは24mm~72mmの標準ズームで、デジタルズームを使うと144mmまでになります。
このカメラは逆光に強いです。
K0001005752





PowerShot SX70HSが今日届いたので、試し撮りをしました。
雨だったので庭で。

先日記事にした「縮小専用。」ソフトで縮小しているので、シャキッとした絵になっています。
ベタッとした塗り絵みたいな絵にならずに、遠近感があるというか、立体的な絵になっています。
期待以上でした。

レンズ焦点距離247mm(1365mm相当)、F6.5、S=1/400、ISO 400
IMG_0004


レンズ焦点距離8.8mm(48mm相当)、F8.0、S=1/100、ISO 160
IMG_0008


レンズ焦点距離19.1mm(105mm相当)、F8.0、S=1/125、ISO 400
IMG_0013






ワイド側の21mmは一体どれくらいのものなのか?
雨が上がったので鶴見緑地の風車で撮り較べ。
いずれも手持ちなので、多少のずれはお許しを。
左側がPowerShot SX70HSで21mm相当、右側はG1XⅢで24mm相当です。
24mmなら少しカットされるところが、どうにかとらえられる程度ですかね。
まあ、こんなもんですかね。
IMG_0039IMG_1485

IMG_0040IMG_1486




せっかくなので望遠がどの程度のものか、鶴見緑地のいのちの塔を撮ってみました。

レンズ焦点距離3.8mm(21mm相当)、F6.3、S=1/500、ISO 100
IMG_0051


レンズ焦点距離29.5mm(163mm相当)、F6.3、S=1/1000、ISO 100
IMG_0050


レンズ焦点距離247mm(1365mm相当)、F6.5、S=1/800、ISO 100
IMG_0049


レンズ焦点距離247mm(デジタルズーム最大)、F6.5、S=1/640、ISO 100
IMG_0054



逆光耐性はゴーストが出ます。
太陽をもろに入れて撮るとゴーストが出ました。
ここは期待外れですね。
しかたない。
IMG_0042IMG_0045

IMG_0055IMG_0058


屋外専用で、ブログ用ならこれで十分ですかね。
今度からこのカメラを灯台専用にしたいと思います。



2019/1/18追記

このカメラのフィルターとフードについては、こちらにまとめています。



2019/3/12追記

実戦で使った結果で、canon G1XⅢ との比較です。
比較しようと思って撮ったのではなく、たまたま同じようなアングルで撮ったのがあったので。

SX70HSの方が明るく写る傾向があります。
SX70HSは露出補正を暗めに、もう一方は明るめにして撮りました。


SX70HS 
レンズ焦点距離3.8mm(21mm相当)、F6.3、S=1/1000、ISO 100 ‐0.3EV
IMG_6211



G1XⅢ
レンズ焦点距離15mm(24mm相当)、F6.3、S=1/1250、ISO 250 +0.7EV
IMG_6248 (1)



8ケ月使用しての感想をこちらへまとめました。

パソコンで見る写真はシャキーンとしているのに、ブログにアップするとなぜかモワーとなりませんか?


皆さんがどのようにして写真をアップしているのかは分かりませんが、私は、【縮小専用。】というソフトで縮小した写真をそのままUPして使っています。
このソフトで処理をするとパソコンで見る写真と同様に、シャキーンとした画像になります。


下の写真をご覧ください。
左側はそのままアップして、画像フォルダ内で大きさ指定した写真です。
右側は【縮小専用。】ソフトで大きさ指定で縮小し、画像フォルダからUPした写真です。
右の方がシャキーンとしてるでしょ?


DSC00892DSC00892



次はもっと大きな画像で比較してみます。
上側がそのままアップして、画像フォルダ内で大きさ指定した写真です。
下側の写真は、【縮小専用。】ソフトで大きさ指定で縮小し、画像フォルダからUPした写真です。
背景のボケはそのままに、花の部分だけがシャキーンとしてるでしょ?
IMG_1127

IMG_1127


シャキーンとするだけでなく、容量を小さく抑えられます。
以下の写真は640×426(ピクセル)の大きさです。
私のブログの大きな写真はこのサイズです。
写真によって多少ファイルサイズは変わりますが、この写真は88.4KBの大きさです。
かなり小さくなるので、ブログにアップする枚数はほとんど気にならなくなりました。
IMG_9400


これくらいすごいソフトです。
【縮小専用。】は「しゅくしょうせんよう まる」というソフトです。
「。」付ですよ。

フリーソフトでここでDLできます。
下のアイコンが目印です。
shukuico



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